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経営革新物語

北谷町商工会会員 株式会社 桑江工業との取り組み

株式会社 桑江工業 × 北谷町商工会 経営指導員 宮里昇一
沖縄県商工会連合会経営力向上支援室
中部地域分室 平良雄史

株式会社桑江工業は、昭和56年に北谷町桑江に地域の皆様に身近な鉄工業として開業。
これまで、鉄工業として30年余り、技術者として日々研究し、
お客様に一番良い商品を製作・提供してきた。

太陽光事業に取組み始めたころは、本土で生産された架台がメインで、組み立てには部材が多く、設置に時間が掛り、鋼材も沖縄の台風に耐えられるものか不安であったため、メーカーから社長に架台の開発依頼がきて、試行錯誤して開発したのが「ゆいまーる架台」
平成17年に実用新案、平成21年に特許も取得した。

この「ゆいまーる架台」は、製品自体が出荷時点で90%組み立てられた状態で納品され、現場では半日あれば完成するシンプルな構造で考え抜かれた商品。

平成22年に経営組織の強化を図るため法人成りして、
当社の主力商品である太陽光発電システムの「架台」を製作し、事業を拡大してきた。
しかし、この架台の製作に必要な部材は、外部に加工依頼していたため、架台製作に必要な部材の加工設備がないことが、架台製作の効率化や新たな商品開発などを出来る生産体制の構築が課題であった。

そこで、新たな機械設備を導入したい事を北谷町商工会の宮里経営指導員に相談したところ、
「今回の取組みが経営革新になるのでは」との提案から、
経営革新計画の取組みが始まった。

経営革新計画の立案に取組んだ中では、
単に機械設備を導入して生産体制を構築するだけではなく、
機械のオペレーターを育てないといけないので、
今後は、従業員の機械に対しての知識・技術レベルの向上も経営革新の取り組みの一つ。

正確な知識を知り高い技術を身に付け、当社が持っている特許技術を活かし、さらに発展させた商品の開発に取り組んでいく。

これからの時代、更なるエコの意識が国民にも高まり、
それに伴い、メーカーの製品技術の向上も日進月歩で進むことが予想される中、
当社もその技術開発に乗り遅れてはいけないと経営努力に取り組む。

それには、新商品を開発して売上高の増加と更なる取引先を新規開拓し、
これからの時代の波をも乗越えていける会社力をつけ、
従業員と会社が共に同じ目標に向かって進んでいけることを目指すのが、真の経営革新だと思って、経営に邁進していく。


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