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事業承継 経営革新物語

円滑な親族内承継への取り組み

 

北中城清掃

円滑な親族内承継への取り組み(事業承継)

所在地:北中城村仲順
代表者:辺士名 勝美
業 種: 清掃業
設 立:平成元年4月
電 話:098-935-4255

 

課 題 北中城で30 年余り、村内の一般家庭や企業のゴミ収集運搬事業を親子二人で行っています。代表者である父の年齢や仕事内容が重労働なことから代表者の健康維持を考え、早期に雇用拡大を図り、代表者が今まで築き上げてきた様々な財産(顧客・役場・個人財産・知的資産)をどのように上手く引き継いでいくかが課題でした。
取組内容 8月から月1回段階を踏まえ、事業の棚卸のため、事業承継計画書の作成さらに知的資産見える化シート作成支援を行い、そこで見えてきた経理・税務業務の知識取得に向け、税理士や事業引継ぎ支援センター専門家を活用し、ビジョン達成計画書の策定を行いました。
将来の展望 親子間の経営運営への意思疎通もスムーズに図られ、雇用増を図ることにより、新規事業への参入や売上拡大を視野に入れていきます

代表者の声
創業経営者の父と事業承継のタイミングを模索している中、どのように取組めばよいのか、また事業用資産引き継等の課題をスムーズに進めるにはどうしたら良いのか分からず思うように進まない状況でしたが、商工会の支援制度を活用し専門家を交え対話することで、事業承継計画作成することができ計画立てて次期経営者として課題や実務習得に取組む心構えを持つとても良い機会となりました。

 

経営指導員の視点

青年部を担当したことがきっかけで、定例会等で計画的な事業承継への掘り起こしを行ったところ、2代目の青年部員が多く、親子間の事業承継をどのようにしたらいいのか、困っていました。そこでスーパーバイザーとの連携さらによろず支援拠点の税理士も入っていただき、親子間の意思確認。引き継いでいくご子息の自信に繋がり、ビジョン達成への意気込みが感じられました。今後は経理・税務に対する知識取得に向けた支援を行っていく予定です。

北中城村商工会 古謝 スマ江

 
沖縄県商工会連合会支援課経営力向上支援室では、令和元年度商工会経営指導員が施策を活用して経営支援に携わった事例をまとめた、経営支援事例集を制作しました。経営革新計画や事業承継計画の策定支援、小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金の活用、エキスパートやよろず支援拠点等専門家派遣支援と、その後のフォローアップ等に関与して伴走支援を行った事業所の取組を紹介してまいります。

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