2013年7月1日
「仕事の道具箱」を開発!
沖縄県商工会連合会では平成24年度の調査研究事業により各経営指導員が活用している書類などのツールやノウハウを、ネット上で組織的に共有・体系化する「仕事の道具箱(ツールボックス)」を全国で初めて開発しました。
経営指導員の熟練度や個性によって、ばらつきがあったツールを統一することで、指導業の効率化や平準化、高度化を促進し、多様化する会員企業のニーズに応える取り組みです。
これまで、指導業務を補完する「ツール」は指導員間で個別に情報交換されてきましたが、組織全体のスキルアップや、サービスの平準化のため、学識経験者や商工会関係者らでつくるプロジェクトチームが課題を検討してきました。
この「仕事の道具箱」は、各商工会の経営指導員が現場で使用している相談カードや事業報告書、改善計画書、経営分析フォームなどを基本ツール、巡回ツール、応用ツールに分類し、適宜活用できるようにしています。
また、商工会活動の紹介、融資手続きの流れ、事業計画書作成など、指導員が一定水準で使いこなす必要がある書類をデーター化し、アイディアの出し方、経営分析、POP作成等の販路ツール、会議振興マニュアル、プロジェクト管理なども盛り込んでいます。
会員事業所の経営環境の変化を踏まえ、その変化に対応しながら、指導現場での各職員の日々の取り組みや指導改善の工夫を加える事で、より最新のノウハウを入れ込んだ道具箱へと変化させていく予定です。