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小規模事業者持続化補助金 経営革新物語

特殊ローラーによるタタラ技法で制作する 新商品皿の開発

 

bonoho

特殊ローラーによるタタラ技法で制作する
新商品皿の開発(持続化補助金)

所在地:南城市佐敷字手登根65 番地
代表者:佐藤 尚理
業 種:製造業(陶器)
設 立:平成24 年2 月14 日
電 話:098-947-6441

 

課 題 日本中にファンがいる器を作っているが、1 つ1 つ手びねりの手作業が中心で、時間がかかるため、作っては売切れという状態で在庫が無い状態でした。また、手びねりだと丸い単純な形が中心となるが、人気があるのは料理を見栄え良く盛り付けることのできる平たい皿や楕円形オーバル皿で、需要があるにもかかわらず、制作が追い付かない状態のため、機会損失が起きていました。
取組内容 申請書の作成にあたって、現在の経営状態や制作状況を改めて振り返ってもらい、今後どういった方向を目指していきたいかということを考えてもらいました。補助事業により、今まで手作業で行っていた部分を機械化することができ、身体的負担が大幅に軽減したと同時に、今までの制作数は平均 週40 個、月160 個だったが、本機械導入後は週60 個、月240 個となり、業務効率が上がり、量産体制も整いました。欠品の改善も解消されることが期待されます。
将来の展望 海外では現在イギリス・台湾のみである販路先を、かねてより要望のあるヨーロッパやアジア全域に広げていきたいと考えています。

 

代表者の声
業者さんからこの補助金の存在を聞き、初めて南城市商工会に行って説明を受けましたが、申請・受給することができ大変助かっております。本事業でスタッフの身体的軽減が図れたこと、生産効率が上がったことにより、量産体制が整っただけではなく、空いた時間をスタッフ育成に使うことが出来るようになりました。また、補助金や融資を利用していきたいのでご指導お願いします。

 

経営指導員の視点

初めて商工会に補助金の件で来所されましたが、補助金の内容説明と併せて商工会の説明をさせて頂き、その場で会員に加入していただきました。補助金がきっかけで、商工会の活動も知っていただくことができ、補助金も初めての申請で採択を受けることができ、大変満足していただきました。bonoho さんの陶磁器は日本問わず海外にもファンがいらっしゃいますが、今後も融資・販路開拓を含めサポートを行っていきたいと思います。

南城市商工会 與儀 亜希子

 
沖縄県商工会連合会支援課経営力向上支援室では、令和元年度商工会経営指導員が施策を活用して経営支援に携わった事例をまとめた、経営支援事例集を制作しました。経営革新計画や事業承継計画の策定支援、小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金の活用、エキスパートやよろず支援拠点等専門家派遣支援と、その後のフォローアップ等に関与して伴走支援を行った事業所の取組を紹介してまいります。

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