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経営革新物語

急速冷凍じゅーしぃおにぎりの増産体制構築

 

さわのや

新機械導入による急速冷凍じゅーしぃおにぎりの増産体制構築(ものづくり補助金)

所在地:本部町字渡久地15-7
代表者:崎原 太作
業 種:飲食業
設 立:平成21 年2 月10 日
電 話: 0980-47-3029

 

課 題 カツオをベースとした沖縄そば屋さん。物産展でも人気のじゅーしぃおにぎりを’’ レンジでチン’’ の時短調理で食べられる商品を開発しました。注文数の増加に対応するためおにぎりマシンを導入したが、後工程の包装作業が手作業のため、ライン前後のバランスが悪く、日で包装できる数量が300 個程度の製造となっていることが卸販売を始めていく上で、課題でした。
取組内容 おにぎりマシンで成型した商品の包装作業を手作業では効率が悪く1袋シールするのに約30 秒かかっていました。包装機をものづくり補助金で導入したところ、1 袋の包装時間は約2 秒でできるようになり、大幅に時間短縮と生産性向上を図ることができました。1 日の生産可能数が300 個から1,500 個まで増やすことに成功できました。また、手作業では仕上がりにバラつきが出たり、雑菌に触れる可能性が高かったが、包装機の導入により衛生的で見た目もきれいなデザイン包装が可能となりました。
将来の展望 生産体制が構築できたことにより、町内の商店や飲食店への卸販売が可能になりました。また業務用としてホテルや民泊業の卸販売のプロモーションをかけて販路開拓を行っていきます。飲食店の第2 の収益源として成長させていくことで経営の安定化を目指していきたいと思います。

 

代表者の声

代表の崎原太作さん

設備投資には大きな資金が必要となることから、ものづくり補助金を活用して機械を導入できて、とても満足しています。法人じゃなくて、うちのような個人事業所もこのような補助金がとれて自信にもつながりました。このような経験したことを地元の後輩へ教えていきたいと思います。これからは卸販売先の開拓をがんばりたいです。

 

経営指導員の視点

持続化補助金の採択をきっかけにものづくり補助金の申請を提案しました。1 次は不採択となりましたが、再チャレンジをして採択ができてとても良かったです。従業員数が3~4名の個人事業所で採択を受けて実施できたことは他の会員事業所の励みにもつながっていくことだと思います。生産体制を整えることが出来ましたので、これからは卸販売先の販路開拓支援を行っていきたいと思います。

本部町商工会 前田 和宏

 
沖縄県商工会連合会支援課経営力向上支援室では、令和元年度商工会経営指導員が施策を活用して経営支援に携わった事例をまとめた、経営支援事例集を制作しました。経営革新計画や事業承継計画の策定支援、小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金の活用、エキスパートやよろず支援拠点等専門家派遣支援と、その後のフォローアップ等に関与して伴走支援を行った事業所の取組を紹介してまいります。

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